私は誰？

どうも、ベリーロール中野です。

こないだ、昼休みに食事をしに行った時の話です。

最近いつも決まって食べに行く店があるのですが、
たまには違う店にも行ってみようと思って、行った事の無い定食屋に入ってみました。

初めて入る店だったので、勝手がわからず、とりあえず日替わり定食を注文すると店のおばちゃんがこう言ってきました。

「今日の日替わりはエビフライやけど、お客さんエビ嫌いやったよね」

はい？

エビが嫌いですって？
エビは大好物ですけど？
そもそもあなたと私は初対面のはず？

そんな事を思っていると、おばちゃんがさらに一言

「今日は珍しくネクタイなんかしてどうしたん？」

こりゃ完全に誰かと勘違いされてます。

とりあえず適当に相槌でも打ってこの先の展開を考える事にしました。

ここで取るべき手段は２つ

１．人違いだと教えてあげる
２．誰だか知らないけど、その人になりきる

少し迷ったんですが、このまま勘違いさせておくのも面白いと思って、
見知らぬ人のふりをしようと思った時

「エビ嫌いやったら、魚のフライと変えてあげよか？」

と、おばちゃんの声が

そうでした。ここで面白がって人のフリをすると、大好きなエビフライが食べれなくなるんでした。

エビを取るか、面白さを取るか迷ったんですが、やっぱりエビフライは食べたいので、
正直にエビが嫌いじゃない事を伝えました。

おばちゃんは不思議そうな顔をしながらエビフライを作ってくれましたが、自分が勘違いしてる事には気づいて無いようでした。

何とかエビフライを食べれたのは良かったんですが、どうやらこの近くには、私によく似た人が出没してるらしいです。

何度かこの店に通ってたら、そのうちハチ合わせできるかもしれませんが、それをすると勘違いしたままのおばちゃんに悪い様な気がして、あれ以来その店には行ってません。

でもあのエビフライはなかなか美味かったなぁ。



ではまた。